化学視点から見るアロマセラピー(香りの作用編)
こんにちは、『lily』店長、あけみです。
みなさんは「アロマセラピー」と聞いてどんなことが思い浮かぶでしょうか?
世間では主に癒し、ストレス解消などなど…
なんとなく感覚で理解している方は多いと思います。
私もその中の1人でした。
なんとなくの理解だったため「本当に効果があるのか?」という疑問もありました。
過去の私のために、また知っている方はさらに理解を深めていただくために
この記事を「化学視点」から考察していこうと思います。
アロマセラピーは精油というエッセンシャルオイルを使用した、芳香療法と言われています。
精油の香りは鼻から鼻腔を通り、嗅上皮→嗅球から嗅神経を通って大脳の視床下部に作用します。
※画像参照
視床下部では自律神経、ホルモン、免疫機能を調節してくれるので、
精油の香りを嗅ぐだけで、生理活性物質を分泌してくれます。
例えば
・セロトニン→リラックス効果
・アドレナリン→やる気、気力
・ドーパミン→多幸感
が分泌された働きになります。
ホルモン分泌の促しではPMS、不妊、更年期にも効果があるため
婦人科、産婦人科でもアロマセラピーを用いることが増えてきました。
また記憶の蓄積を司る海馬にも作用するので、軽度〜中度認知症にも効果があるという
研究結果が最近実証されました。(鳥取大学医学部)