化学視点から見るアロマセラピー(精油はなぜ人体に効果があるのか)
こんにちは、『lily』店長、あけみです。
精油は植物から抽出されているということは、ご存知の方も多いと思います。
ではなぜ植物は精油を作るのでしょうか・・・?
今回は原点に戻ります。原点に戻ることで再びアロマセラピーの素晴らしさが分かるのです。
植物は光合成を行います。
光合成とは、すべての植物が行っており、葉緑体が光エネルギーを吸収することで、
水と二酸化炭素から有機物(ブドウ糖)と酸素を産生します。
光合成を別名《一次代謝》と言います。
一部の植物では、光合成からさらに《二次代謝》という働きを行います。
一次代謝の中間産物から精油が合成されるのです。
ほとんどの場合、精油とは植物にとって身を守り、子孫を残すための武器の一つとして考えられます。
例えば精油を空気中に発散してウイルスや細菌を防御し、花の香りや色で昆虫たちを引き寄せます。
草食動物や昆虫が嫌う香りや毒を分泌し身を守ることもあります。
・昆虫誘引と忌避
・捕食者からの防御
・細菌、ウイルスからの防御
・癒傷
・他の植物の成長、発芽等の抑制
・乾燥の予防
・植物体内での生理活性
が植物に対しての精油の主な効果になります。
このように原点から見ていくと
「ああ、だから殺菌効果があるのか、、、だから保湿効果があるのか、、、」
と、納得する部分も多いのではないでしょうか。