化学視点から見るアロマセラピー(精油と薬の違い)

こんにちは、『lily』店長、あけみです。

本日は精油と薬の違いです。
結論、薬は非常に強い力で不調な箇所に対しピンポイントでケア。
精油は体全体を根本から優しくケアしていく、ということです。

みなさん、これまでに少なくとも一度は医薬品を服用されたことがあるかと思います。
風邪薬や鎮痛剤、解熱剤。抗生物質や軟膏など、、、昔は薬を植物や動物、鉱物などから作っていました。

例えば柳は二次代謝として「サリチル酸」を産生します。
これらは樹皮に含まれ、古くから鎮痛作用を持つことが知られていました。
なので爪楊枝も柳の枝を噛むと歯痛が抑えられるため使われていたそうです。
それに基づいて作られたものがバファリン®などの解熱剤です。
これに含まれるアスピリンの主要成分は「アセチルサリチル酸」のサリチル酸です。

こうして薬は作られてきました。


現代の薬は、植物から必要な成分を取り出し、化学成分と混ぜて作られています。
効果は抜群ですが、強力なため副作用が起こる場合があります。
眠気やだるさなどがこれに当てはまると思います。
また肝臓や腎臓への負担が大きいため、長期服用はできません。

これに対し精油は、薬ほどの強い効き目はありませんが、副作用が出にくく
人体への負担もほぼ無いので長期的に継続も可能です。
リラクゼーション効果もあるため、心と体の根本からケアしていくことができます。


ですので、即効性や副作用を上回る効果を得たい場合は「薬」を、
日常の中で取り入れたい、心と体のケアをしたい場合は「精油」を、、、

など、時と場合で使い分けをしていただくといいのでは無いかと思います。